



アトリエ訪問企画第二弾を10月に開催いたしました。
*「アーティストに会いにいこう」と題し、アーティストのアトリエを訪問することによって日常における新たな「きてん」を生み出す連続企画です。
第二弾では、写真家 西野壮平さんのアトリエを訪問。市外遠方よりお越しの方も含め約7名の方にご参加いただきました。
市街地から車で1時間ほど離れ、海と山に囲まれた戸田エリアにアトリエをもつ西野さん。
ご自身の大きな作品を前に、作品づくりへの思いや現在にいたるまでの思考の過程についてなど、様々お話いただきました。



作品製作を擬似体験するワークショップでは、西野さんが実際に歩いておさめた写真のコンタクトシートを特別に提供いただき、切り貼りに挑戦。
最初は戸惑いながらも体験に取りかかるに連れて製作に没頭していった参加者のみなさん。西野さんへの質問や会話を交えながら手を進め、それぞれのつくったものを見せ合う際には、それぞれ個性のあらわれる作品づくりの面白さを感じていただけたようでした。
作品づくりについて、歩くことが一本の線となり、記憶の線を編み込んで一枚の大きな記憶の線を紡いでいるという西野さん。俯瞰すると航空写真のようで、寄ってみると人の顔があったり、パンが落ちているなど、手作業によって記憶を手繰り寄せながら、体験や経験の集積が再構築されているのだそうです。



幼少期のお話や現在展示開催中の中伊豆での製作についてもお話しいただき、人柄や地域を身近に感じることで、参加者のみなさんにとって、今後の作品を見に行くことがますます楽しみとなるような機会になったようです。
現在伊豆市で11/11(土)まで開催中の「CLIFF EDGE PROJECT うぶすなの水文学」では西野さんの作品をご鑑賞いただけます。ご都合が合わずアトリエ訪問は参加できなかった方も、ぜひこの機会に足をお運びください。
